力のある者

「ナギ起きて」
「ん・・・・・・・」
「早く起きてよ。今日はギルドの人に伝えないと」
「何を?」リバースが目を閉じて喋っているうちに眠けをふっ飛ばして俺は着替え始めていた。
「何って、世界の危機だよ!!」
「あー、そういえばそんなこと言ってたね」
「あれ、本当だったんだ・・・・」ちょっと本気で考えたこともあったけど・・・・・
「本当だよ、まったく・・・・・・」
「じゃあ、早くマルメに話しに行かないとね」
着替えを済ませた俺は自室のドアを開けまた新しい朝の始まったことを告げる光りの差す廊下へ出た。
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