デレデレ彼氏とツンデレ彼女
「はいはい。」


「ご飯でも食べに行くか―。何食べる?」


「なんでもいいよ。いっつもあたしのタベタイ物ばっかりじゃん。」


「じゃあーハンバーグ!」


目を輝かせながら言う宏太。


ガキかお前は…。


「いいじゃん。じゃあ行こう。」


あたしたちは、ハンバーグが有名なお店に入った。


「意外と空いてるね?よかった。」


「初音何がいい?俺チーズハンバーグ!」


「じゃあ、おろしポン酢」


頼んだ後たわいもない話をしていた。


「あれ…宏太…?」


「え…」


「やっぱり!久しぶり!
優奈だよぉ♪」


「……あっ――!思い出した!久しぶりだな!今何才だよ!」


「中3!受験生!」


「はっ!遊んでないで勉強しろよ!」


「分かってるっつーの!
あれ?友達ぃ?」


「彼女!俺の彼女!」


「彼…女?」


優奈さんの顔が曇ったのが分かった。


「そうなんだぁ―♪あたしじゃまじゃん!またね」


「おう!じゃあな!」
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