デレデレ彼氏とツンデレ彼女
学校についてすぐ保健室に行った。部屋は暖かいのに先生がいない。


まっ、いっか。寝ちゃお。


「奥のベッド借りよ。」


あたしは、眠りに落ちた。


なんか、校庭がうるさいな。


「もう…何…?」


カーテンの隙間を見たら、美鈴達がマラソンをしてた。


「うっそ!もう授業始まってるの!やばー。いいや、次の授業から出よ。寝る!!」


「陽――!いる―?」


バンッと乱暴に開いた。


「誰―?」


「可愛い可愛い美鈴ちゃんでーす!」


「自分で可愛いって言うな。」


「てへ!」


「可愛くねーよ。授業はどうしましたか?」


「ちょっと転んじゃってさ。手当てしてもらっていい?」


「大丈夫?どこ?」


「膝と手の平。」


「あー、膝はまだましだけど手の平は痛々しい…」


転んだ時にとっさに手を突いたんだろうな…


「沁みるよ?」


「おっー!いったー!」


「我慢!絆創膏どこだ?」

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