デレデレ彼氏とツンデレ彼女
「大丈夫…。休みたくないし。」


「えーでもあんたすっごい顔色悪いわよ?休んだほうがいいんじゃない?」


「大丈夫。お母さん一応風邪薬ちょうだい。」


「無理だと思ったら帰ってきなさい。分かった?」


はいっといいながらあたしに薬をくれた、お母さんじゃなくて我が弟。


気が利くなあ、愁は昔からイイコだったし。


「初音?本当に平気?」


「大丈夫、心配しないで?ね?」


「ヤバかったら言ってね?あ、そろそろ行く?」


「うん…。行ってきます。」


「気をつけてね。あと帰りチョコ買ってきて―」


「愁…あたし具合悪いんだから自分にで行ってよね。」


「冗談冗談♪気をつけてね」


「うん、行ってきます」


「初音、今日電車で行こ?具合悪いなら早めに学校行って休んでた方がいいし、ね?」


「うん。ありがとう。」
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