武勇伝 〜拳と拳のぶつかり合い〜
ひったくりは小太郎の脇を通り過ぎ、このまま逃げ切るかと思いきや…数メートル離れた先で止まった。

目の前に男が立ち塞がったからだ。まさかひったくりを捕まえようというのか!?

男「そのバッグを返してやれ」

ひったくり「う、うるせえ!! 死にてえのか!! そこをどけ!!」

ひったくりはかなり興奮しており、ナイフを突きつけている。

男「ここを通りたかったら、力づくで通るんだな」

男はやる気だ!!

ひったくり「ふ、ふざけんなよてめえー!!」

ひったくりがナイフを握りしめ突進した!!

キャーッ。
うわーっ。

飛び交う悲鳴。
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