I love you.【更新休止、詳しくは感想ノートへ】
部屋に着いて、私は、玄関で突っ立ったままの黒澤君にバスタオルを渡した。
「寒いでしょう? 入って」
彼を部屋に招き入れ、お湯を沸かすためにやかんに水を入れて火をつけた。
「これ、弟の服だけど、良かったら着て。」
私は、たまに家に来る2歳下の弟の服が置いてあったので、渡した。
「服が乾くまで、それ着て。風邪をひいたらこまるでしょ?」
「……じゃあ、お言葉に甘えて……」
と、彼が言ったので、私は部屋からでた。