花嫁に読むラブレター
「今日は晴れてよかったね。座ってると、とっても気持ちがいいよ。マイアさんも忘れ物を取りに行った後は一緒に座ってみる?」
「そうね。でも、ほら。馬車の隣で暇そうにしている方に見つかったら怒られてしまうわ」
「大丈夫だよ。マイアさんが急いで戻ってきてくれたら少しくらい構わないんじゃないかな?」
マイアは頷き、やがて駆けだした。
首飾りを握りしめ、心には改めて強い決意が湧いていた。
ユンと一生を過ごすと決めたことに、もう迷いはない。躊躇いもない。心の底から、ユンと幸せになりたいと思う。だってユンには笑顔が似合う。悲しい顔なんて想像できない。自分のことを好きだと恥ずかしそうに伝えてくれているユンの隣にいたい。
だからこそ、自分はステイルと話さなければいけないと思った。
心残りがあるままユンと一緒に生きてしまえば、きっとユンをいつか悲しませてしまう。ユンとの結婚を、後悔なんてしたくない。絶対にしない。