ショコラ SideStory
*
「じゃあ元気でね。また遊びに来いよー、詩子ちゃん。宗司なんか置いて一人でおいでよ」
「兄さん、うるさい。じゃあまた。皆体に気を付けてね」
「色々有り難うございました」
お兄さんの車で送ってもらったあたしたちは、皆に見送ってもらって、再び電車に乗り込んだ。
「おみやげ届けに、『ショコラ』に行こうよ、帰り」
「うん」
両手いっぱいに持たされたおみやげ袋を抱えて、あたしたちは『ショコラ』に向かう。
もう閉店間際だ。
急がないとマサが帰っちゃう。
『ショコラ』の近くまで来て、店の照明が半分消えているのに気づく。
これは、もう営業は終わっているわね。
年末だし、早く閉めたのかしら。
「父さん、いる?」
扉は、クローズの札がかかっているものの、いつもの鈴の音を鳴らしながら開く。
「あれ、詩子?」
厨房から、親父がでてきた。
腕まくりをして、まだ何か作っているような格好だ。
マサの姿が無いところみると、既に帰ってしまったのだろう。
「お土産持ってきたのよ」
「おう。どうだった? あちらの両親は」
「詩子さんのこと凄く気に入ってくれました」
宗司さんがそう言い、あたしは、「そうよ。反対してるの母さんだけ」と唇を尖らせる。
親父はそんなあたしに苦笑して、手招きした。
「じゃあ元気でね。また遊びに来いよー、詩子ちゃん。宗司なんか置いて一人でおいでよ」
「兄さん、うるさい。じゃあまた。皆体に気を付けてね」
「色々有り難うございました」
お兄さんの車で送ってもらったあたしたちは、皆に見送ってもらって、再び電車に乗り込んだ。
「おみやげ届けに、『ショコラ』に行こうよ、帰り」
「うん」
両手いっぱいに持たされたおみやげ袋を抱えて、あたしたちは『ショコラ』に向かう。
もう閉店間際だ。
急がないとマサが帰っちゃう。
『ショコラ』の近くまで来て、店の照明が半分消えているのに気づく。
これは、もう営業は終わっているわね。
年末だし、早く閉めたのかしら。
「父さん、いる?」
扉は、クローズの札がかかっているものの、いつもの鈴の音を鳴らしながら開く。
「あれ、詩子?」
厨房から、親父がでてきた。
腕まくりをして、まだ何か作っているような格好だ。
マサの姿が無いところみると、既に帰ってしまったのだろう。
「お土産持ってきたのよ」
「おう。どうだった? あちらの両親は」
「詩子さんのこと凄く気に入ってくれました」
宗司さんがそう言い、あたしは、「そうよ。反対してるの母さんだけ」と唇を尖らせる。
親父はそんなあたしに苦笑して、手招きした。