花蓮【完結】
「あっれ~麻美?」


「…朱美」



バイクから降りて朱美があたしに近付く。



「朱美さん、ちわっす~!!」


「ああ、ちわ」




あたしの隣に朱美が腰をおろす。
そして一本タバコを口に咥えると火をつけた。



「珍しいじゃん、麻美なんだかんだ学校行ってたりすんのに」


「そう?結構家で寝てたりするけど」


「はは、でもここに顔を見せてんのは珍しいね」


「朱美こそ、何してんの?」


「私?私は結構ここにいるよ」


「そうなんだ」


「花蓮のヤツら、まじでいいヤツらばっかだよ。
私、本当に花蓮好きだよ。
麻美、まじな話花蓮誘ってくれてありがと」


「…なんだよ、いきなり」


「…ふは、似合わねーな」


「間違いないわ!あーびっくりしすぎて鳥肌立った」


「はああ?私だってたまにはそんなこと言うんだって」


「はは、朱美、ウソウソ好きだよ~」


「きもっ!」


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