花蓮【完結】
まあ、それにはあたしだって驚いている。





「哲、おせーよ」


「わりぃ、仕事長引いてさー。って、何で麻美ちゃんがいるんだよ、信司」


「俺と仲良しですから」


「初めて聞きましたけど」



すかさずあたしはさらっと言う信司に突っ込む。




「麻美、そう言うなって」





哲はあたし達のテーブルまで来ると、椅子を隣の席から持ってきて座った。


四人席なのに五人って。






あたしを見て哲はにっこにこしてる。

……気まずい。


出来たら関わりたくない。
絶対おかしなことになる。






「麻美ちゃん、今日も可愛いねー」


「ぶはっ!!!」




突拍子もない言葉に思わず吹き出す。


三人も目をまん丸にして哲を見てる。



特に信司が吃驚しているようだった。




だらしなく口を開けたまま、ずっと哲を見てる。
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