花蓮【完結】
復讐のために女を騙す。






…あたしにはさっぱり理解出来なかった。



何年もそのために生きて行くってどんな気分なんだろうか。



あたしにはやっぱり理解し難いことだった。







そんな気持ち、他のものにぶつけたらいいのに。


そう、思うのはあたしのただのエゴであって。



彼のことを何もわかってないからであって。



それなのに、なんか霧が晴れない様な気持ちになって。






何故かバイクでぶっ放したくなった。








彼を説得なんて出来るわけないけど。

だけど、会って話したいとも思った。





それを押しつけるのはあたしの身勝手なワガママであったとしても、ただ復讐のために生きるだなんて。


そんな悲しいこと辞めて欲しかった。





切なくてやり切れない気持ちを早く拭ってしまいたかった。




だから、あたしはあまり自分から話しないのに哲に色々話しかけた。
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