プレイボーイとのラブバトル?②短編
さっさと新しい女をつくって
もうこんな寂しい男なんて
やめたい。
「...お前いまから授業サボれ。」
「はぁ?サボリ魔のお前になんで
そんなばかな命令されなきゃ
なんねえんだよ!」
「...行けば分かる。」
「はぁ?」
誠司は強引に俺を教室から
追い出して図書室に連れて行った。
「じゃあな。」
ちょうどベルが鳴って誠司は
急ぎ足で教室に戻っていった。
今から戻るのもめんどくさくて
俺は図書室に入る。
─ガララララッ
少し軋んだ音をしたドアが開く。
「っ!?」
俺は目にうつったものに
驚いて何度も目をこする。
「愛梨ちゃ.....ん?」
愛梨ちゃんは椅子に座ったまま
だまってこっちを見ている。
そのまっすぐな視線に
俺は少し緊張する。
「...座らないんですか?」
愛梨ちゃんは俺を見て
冷たくそう言った。
「あぁ...うん。」
俺は愛梨ちゃんに隣に...
いや、1人分の間をあけて
隣に座った。