プレイボーイとのラブバトル?②短編


愛梨Side


「ふぅ~ん...。結局無理だったか。」

美鈴は私がおごったハンバーガーを
ガツガツ食べながら言う。

「無理ってなによ!」

もうあれから1ヶ月が経った。
健也くんとはなぜだかあまり
学校で顔を合わせない。
玄関でも校門でも...。
わざと避けてるのってくらい
会わない。

...何でだろう。

「...まあ縁がなかったってこと
じゃなーい?」

美鈴は他人事のように笑いながら
ハンバーガーの3つめを食べる。

「...そうかなぁ.....。」

縁がなかったっていったら
簡単になんでも終わってしまうようで
私は嫌だ。

だけど...やっぱりそうだったのかな...?

「じゃあ、愛梨最後の勝負にでる?」

「最後って...?」

急に美鈴がハンバーガーをおいて
こっちをまっすぐ見る。

「...2月です。はい、きたー。
バレンタインデーどうすんのっ!?」

バッバレンタインデー?
そんなの考えてもいなかった。

「愛梨はどうせパパにしかあげたこと
ないんでしょう?あげてみたら?
その石川くんとやらに。」

「っっ~///」

「ま、あげないならそのチョコは
私に「だっ誰にもあげないよ!」

< 49 / 86 >

この作品をシェア

pagetop