二重人格神様




そうか……あの人が龍神様…


じゃあ、私は神様にあってしまったってことか。


信じられないような、会えて嬉しいような気分が襲い西瓜をかじるとおばさんは椅子に座る



「まぁ、銀髪の美形くんに龍神様ですよね?って、直接は聞いてないから信じるか信じないかは自由だけどね」


「聞いてないんですか?」


話をきくと、かなり徘徊してるみたいだし、聞いたことありそうだけどな


「それがね、龍神様には誰も一回しか会えないのよ。噂を聞いて覚えてる人でも、その美しさに見とれて頭から飛んじゃうみたい。いーちゃんが龍神様に会ったのなら、話しておけば良かったわ」



後悔したようにため息をはき、おばさんはテーブルから立ち上がり食べた西瓜を片付ける



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