二重人格神様
ーーーーーーー………
ーーーーー…
「あ…あの…」
「ん?なんだい?」
「……………………」
「いのり?あぁ…そんな所に、ずっと立ってないで座ったらどうだい?」
「…………」
ポンポンと隣りを叩く海鈴さんに私は思わず小さく息をはいた
数十分後、海鈴さんに連れられて来たのは屋敷の外………いや、正しくは屋敷の門の前だった
付き合ってとか逢い引きなんて言うから、内心物凄く、何処に行くかドキドキしていたのに
思わぬ場所に拍子抜けしまい、立ち止まってしまったのだ
それなのに、私とは逆に海鈴さんは手を離し階段に大胆に座り月を眺めて目を離さないでいる
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