二重人格神様


その時のことかな?


そんな疑問に海鈴さんは一瞬黙りこみ、再び月をみる



「うん…まぁ、そんな感じ」


「…?」


「それよりさ、実はいのりに話しがあって今日は誘ったんだ」


「え?…あ、は、はぁ…」


な、なんだろう。いきなり話題変えて…

「うん、あのね」

「はい」


「あの街にいるいのりの家族、もうあの街にいるのは危険かもしれないんだ」


「…え?」


いきなりの言葉に一瞬、息が止まる


家族?おばさんとおじさんが、危険?


「え、あの、それ、どうゆう意味ですか?海鈴さんが守ってくれてるんじゃ…」


そう言う約束…なのに?


「そのままの意味だよ。実は…ここに来て彼らのことをいのりにあまり話さなかっただろう?」


「…はい」


話さなかった。でも、それは大丈夫だと思っていたし、私も思いだすから…あまり考えないようにしていたからで…


ごくりと息を飲めば海鈴さんは私から手を離し髪をかるくかはきあげる


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