二重人格神様

「いいか？いのりよ、もうそんな奴に会うな？取って食われたりでもしたら、お前の父親に会わせる顔がない！」



「お、おじさん…」


なんか、話が先に進みすぎてるんだけど…


「あのね、おじさん…多分もうあの変な人と会うことはないから安心して。ただ、変な人にあって道を聞かれたって話しだけだからさ」


「むっ…そう、なのか」


「そうだよ。だから安心して」


"それならいい"と、咳払いしながら姿勢を直しおじさんは腕をくむ



「…もう」


おじさんは心配性なんだから。小さいときから知っていて、よく遊んでもらったから…血は繋がってなくても



本当の親みたいに心配してくれる。特に私の好きな人とか、付き合うとか、結婚なんて話題に対してはかなりシビアだ


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