二重人格神様
「悪い夢でも、見ていたのかい?」
「いえ、そうじゃないです …」
そうじゃないけれど、いい夢ではなかった。
握っていた手をはなし、身体を起こす
「そうか、僕はお陰で久しぶりにいい夢をみれた」
「…へ?」
「いのりの抱き心地が良かったからかな」
「!?」
そ、そうだ!あんな夢をみたせいで、忘れていたけど…わたし、わたし…昨日…海鈴さんと…
「…うっ」
思い出せば、一気に体が熱く火照り視線を落とせばグイッと顎を掴まれてしまう
「うつ向いたら駄目だよ。これから毎日、一緒なんだから…慣れてくれないと」
「そ、それはっ」
慣れるなんて、無理だって!
「毎日ドキドキしてたら、身体もたないよ」
「…ん」
チュと、突然唇に海鈴さんの唇が触れた
一瞬の小鳥がついばむようなキス
「…あ、の」
「これでまた、いのりの力を貰える。最近、パワー不足だったから」
「…」
そう、言えば…海鈴さんは人間の願いを叶え力を得るんだよね
それが私がいると人間界に長居出来ないから…キスして力を貰うと契約書をかかされた
何回もキスはしてるけど、やっぱり恥ずかしいよ
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