二重人格神様



恥ずかし過ぎる!



慌てて視線をもとに戻しうつ向いた瞬間…



「どうして、目を反らすんだい?」


「あっ」


グイッと身体を引かれ首に絡みつく腕に背中に感じる彼の胸板




「か…海鈴さんっ」


「盗み見みするなんて、悪い子だ」


「…う」


「それより、手当ては終わったのかい?そろそろ待ちくたびれたよ」


海鈴さんがアレスを見ると彼は、慌てて頭をさげ立ち上がる



「はい、終わりました。腕の傷は浅いのであとは自然に治したほうがいいかと」


「そう。ありがとう、アレス」


「いえ…」


「じゃあ、行こうか、いのり。あ、そうだ…アレス?今日はいのりのお供は僕がするから、アレスは任務に戻っていい。昨日の今日だし、心配だから」


私の肩を抱き、紳士的に立ち上がらせると、アレスは眉をひそめ私達を交互に見つめる



「あ、そうですか。あの…余計なことこもしれませんが、海鈴様…本日はあの方との面会があるとお聞きしてます…よろしいのですか?」


「…?」


あの方?

だれの事だろう…

不安げなアレスの表情。もしかして、大切な約束だったのかな?


だとしたら、なんか悪い


< 353 / 460 >

この作品をシェア

pagetop