二重人格神様



でも、海鈴さんといたい


いつもなら、私は大丈夫だと…言うのに…なんか、言いたくない。だって、傍にはいて欲しいから


そう思い、何も言わず黙っていると不意に海鈴さんが私の手を伸ばす握る



「いいんだよ。その辺は、フェイランに上手く言うように頼んだから」


「あ…さ…左様で、すか…」


「あぁ、久しぶりだから、楽しみにしていたけど、仕方がない。大切な花嫁のためだから」



「……は…い」

「じゃあ、行こう。いのり」


「は、はい」



良かった、のかな?


アレスの困惑した顔を見れば見るほど、いけないことをしてる気持ちになるのに



握られた手に、ホッとしている自分がそこにいたのだった…








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