二重人格神様
金色の王
ーーーーー…
ん………ここは、何処だろう…
なんだか、酷く冷たくて、硬い
身体も物凄く重くて、上手く動けない
「…おい」
「…ん」
あれ、誰かの声がする。少し荒々しい声
この声は…海鈴さん?
「おい…お前!」
いや、違う。海鈴さんはわたしをそんな風に呼ばない
なら、誰なんだろう?
「起きろよ!人間!」
「に…げ、ん?」
ぼんやりとする意識の中、少し思い瞼を開ければ目の前には誰かがいるのがわかった
「……え」
「あー、やっと目が覚めた。人間はつくづく面倒だ。あれだけで、意識失いやがって」
「………」
「って、きいてるのか!?」
「………あ」
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