年下の不良くん
「はい、左様で御座います
まさか、りりか様もいらっしゃるとは、思ってもみませんでした
お久しぶりで御座います」
相変わらずの機械的な話し方に偽の笑顔に、背筋が凍りそうだ
「…お久しぶりです
お変わりなさそうで、何よりです」
「ええ、貴方様も
そちらに行く事に気が進まないようでしたが、どうやら馴染んでめているご様子で」
そう言って篠原さんがほくそ笑むと、父も鼻で笑う
「私の考えがこれまで間違った事がないのだから、当たり前だ
それに恩を返すことも、この社会を乗り越えていくのに必要なことだからな
そうだろう、お前」
「………はい…」
この間、父が私を心配したいる風であったと、春樹が言っていたが、それはきっと嘘だ
変わらず、この人は高慢で、冷徹な人だ
「……それにしても、何だその顔は
私に対する反抗とでもいいたいのか??」
急に父が意味不明な事を言ったので、今まで外していた視線を、思わず合わせてしまった
「──芦田社長、久方ぶりですね
近藤とは、もう会われましたか??」
ずっと黙って様子を見ていた爽さんが、すっと私の前に立ちはかり、父から私が見えないようにする