鬼龍‐金色の覇者‐


『私は今日からこの学園の生徒です。それに〝彼等〟の追っかけなんかじゃありません。』


「あぁ!?」


「今日から…って事は転校生?何でこんな所にいるわけ?」


『人を待ってるんです。』


「人?」



三人の女はベンチに座っている姫蝶を囲む様に立って、姫蝶に影を作っている。


『うぜぇ。どっか行けよ。』と、言いたいのを必死に抑え、気付かれない様に溜め息を吐いた。




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