幸せになりたい
『ねえ・・・次はどこに行くの?』

「琴音は俺についてくればいいの・・・
 今日は俺の好きにさせてっ。
 今度のデートは琴音の行きたいとこ行くから・・・」

『分かった。』


次に向かったのは・・・

洋服が売っているお店・・・

『健太郎・・・ここ女性のお店だよ』

「知ってる・・・」

そう言いながら、健太郎はどんどん中に入っていく。

「琴音・・・どんなのがいい?」

『へっ?』

私は何を言われているのか理解できず、変な声を出してしまった。

「琴音の服を買いに来たんだよ。
 今ある琴音の服・・・処分して。」

『ちょっと・・・待って。』

「待てない。いいから選んで・・・
 選べなければ俺の趣味で選ぶから・・・」


健太郎はそういうと有言実行なのか・・・

洋服を選び始めた。

10着程度私の前にスーツが並んだ。

「これの中で嫌なのある??」

出されたスーツはほんとに私が選んだごとく私が好きなものばかり。

『特にはないけど…』

「よかった・・・じゃあこれ全部ください。」

『えっ?????』

「これくらいないと仕事に困るだろ。」

当たり前のように言いきった・・・
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