ましゅまろハート
するとヤナは気持ち悪いほど

にんまりと笑いながら、

「俺、日文。

 なんか、女子が多そうじゃん」

と答えた。


ヤナは相変わらず、女好きのようだ。


折角の品のいい顔立ちが、

こんな台詞を女子が聞いたら

絶対引くぞ。


「お前こそ何処なんだよ?」


ヤナに訊かれて渋々答える。


「俺は……経済だよ。

 そこしか入れなかったんだよ、

 悪ぃか」


「うわ、開き直りかよ」


ヤナに突っ込まれながら

俺は小さく溜息をついた。



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