ましゅまろハート
俺はどうしても

東院大学に入りたくて、

合格点ギリギリの学部を

選択したのだ。


学部なんかどうでも良かった。


ただ、

この学校で4年間を過ごしたかった。


「さっさと入学式出て、

 一緒にサークル探さねー?」

話題を切り替えるようにそう言うと、

ヤナが軽く頷いた。


「おう、そうしようぜ。

 入学式なんて、かったりぃや」


< 11 / 164 >

この作品をシェア

pagetop