ましゅまろハート
「なんだよ……」


お目当ての

雑誌がない脱力感で

その場に突っ立っていると、


横からふっと甘い香りが

通り過ぎるのを感じた。


苺のようなレモンのような、

兎に角可愛いと感じる香りだ。


俺は思わず

その香りの先を目で追った。


しかし、

そこには何もなく

桜の花びらがはらはらと落ちていた。


「この香り……」


なんだか妙に惹かれる。




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