ましゅまろハート
ぎっしり詰まった

今日の授業が終わり、

俺の頭の中は

新しい知識ばかりで

煮えたぎっていた。


高校までの授業とは全く違い、

殆どの教授が

板書をほんの少ししかしない。


黒板に書く事と言えば、

論じている途中に出てきた

重要な単語をぽんと書くだけ。


後は英語のリスニングのように、

教授の話を聞きながら

自分なりにノートに

まとめとるしかない。


しかも一つの授業がが90分もある。


憧れの大学生活だったけど、

早くも俺は高校の

あののんびりとした授業に

戻りたかった。


教科書とノートを手早くしまい、

欠伸をしながら

校舎の出入り口へ向かう。



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