ましゅまろハート
大学に入学してから
初めての雨模様。
地面を濡らす雨粒が、
まるで俺の心の悩みを
洗い流してくれるような
気がした。
見慣れ始めていた校舎も
雨に濡れると
なんだか様子が変わって
見えるのが不思議に思えた。
透明のビニール傘を軽くたたみ、
俺はいつものように
今日の休講情報を確認する。
どこかひとつでもいいから
休みになんねーかな。
そんな俺の淡い
(というか屈折した)
願いが見事叶い、
昼休み後の3限が
休講になっていた。
「よっしゃ」
俺は今度は周りに聞こえないように
小さくガッツポーズする。
これで舞台は整った。
後は俺の行動あるのみ、だ。
初めての雨模様。
地面を濡らす雨粒が、
まるで俺の心の悩みを
洗い流してくれるような
気がした。
見慣れ始めていた校舎も
雨に濡れると
なんだか様子が変わって
見えるのが不思議に思えた。
透明のビニール傘を軽くたたみ、
俺はいつものように
今日の休講情報を確認する。
どこかひとつでもいいから
休みになんねーかな。
そんな俺の淡い
(というか屈折した)
願いが見事叶い、
昼休み後の3限が
休講になっていた。
「よっしゃ」
俺は今度は周りに聞こえないように
小さくガッツポーズする。
これで舞台は整った。
後は俺の行動あるのみ、だ。