ましゅまろハート
かなり言葉を選んで

言っているのが

鈍感な俺でも分かった。


普段からのんびりした口調が、

今はさらに

ゆったりとしたものに

なっていたからだ。


それでも俺は

たたみかけるように口を開いた。


「大丈夫っすよ。

 ……俺、3限休講だし。

 それに美波さんに合わせます。

 一緒にランチさせてください!」


俺はこれでもかと頭を下げた。


こうして毎日

購買部で会うのも嬉しいが、

やっぱり購買部以外の場所で

美波さんを見つめてみたい。


仕事する姿以外の美波さんを

どうしても見てみたい。


すると俺の頭の上から

小さな笑い声が聞こえた。



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