ましゅまろハート
美波さんとの

2人きりの時間が

待ち遠しくてたまらない。


休講になった

3限担当の教授に

心の底から感謝しつつ、

俺は1限の教養科目である

英語を受けていた。


遠くの方で

もごもごとした

教授の声が聞こえる。


開いた教科書を

なんとなく見つめながら、

俺は美波さんの事を

思い浮かべていた。


東院大学生協購買部

勤務2年目である事以外、

俺は美波さんの事を

全く分からない。


左手の指輪がないことで

かろうじて

男の影がないだろう

予測はついていた。




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