地球の三角、宇宙の四角。
ドアを勢いよく開けたさおりんは「うぃーす! はゆみーん!!」と元気よく手を挙げたあと、白衣の2人を見つけて、しゅんとなった。

「おじゃましました」と、顔を真っ赤にしながら後ずさりしようとしたところ2人が立ち上がって、さおりんを引き留めた。

「では、なにかあったらナースコール。押して下さい」と女の人は言って、男の人と会釈をして2人は部屋から出て行った。

「さおりん、ひとり?」

「そうだよ」

昨日はこの後、なにがあったんだっけ……

さおりんが、手に書類を沢山持っていた。

「さおりん何それ? 仕事?」

「さー、なんでしょーかっ!

じゃぁーん!」

さおりんは、うれしそうに書類の束を差し出してきた。

「さおりん、これって」

「はゆみんが昨日、話していたことを調べてきたのさ」

昨日、話、した?

さおりんには、昨日話したことになってる?
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