『若恋』若恋編
気が狂いそうだ。
息ができない。
全身の血が沸騰する。
抱き締めてる体は冷たく、無残に散った花が、俺の花だなんて―――
絶望の中で助けを待って。
喉が潰れるほど俺の名を泣き叫んで。
来ることのない助けを待って。
大神の名を背負う俺を待って。
榊や仁、現れてくれると仲間を待って。
全身全霊で暴れて抵抗して―――
『いい加減認めろよ。これが現実なんだと認めろよ。目を背けるな』
高笑いがする。