お前だけしか愛せない









運転中だから、
あんなに慌ててあんなに早くブチッたのか。


「母ちゃん、何て?」

「今から家に帰ってきて俺拾うらしーよ」

「了解。出来るだけ急ぐな」



兄ちゃんがセットし始めて3分。


「よしっ‼出来っ「翔也ぁ‼‼」」



ポンッと頭を叩かれたのと、
リビングのドアが開いたのはほぼ同時だった。




漫画、みたいだった。

現実漫画みたいなこともあるんだなぁ。






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