図書室から始まる彼女の初恋

【友の優しさ――?】



「あっ、燐。」

家の外で待っていると
すぐに燐が戻って来た。

「ちょっと…公園にでも行こうか。」

「うん。」

間もなく、
人気がない公園に到着し
古びたベンチに二人で腰を降ろす。

「燐…私、あんなに強気でいたけど無理みたい…」

ごめんなさい…

諦めるしかないの?

「ねー…、桃奈。
俺と付き合う?」
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