声で縛って
「そ、そうそう!マスターのお店でね?同期の子が仕事で悩んでて、相談に乗って欲しいって。」

「同期の男…だよな?」

「だからマスターの所にしたの!別にやましい事ないし、お店で別れたし、ってマスターから連絡来たんだよね?」

それにしてはこの怒り方は何?かなり予想外。少し嫉妬してくれたらとは思ってたけど。


「お前、わかってなかったろ。そいつにロックされてる事」


は!?ロック?
酔った頭で何とか思考を試みようとしたが、頭上から舌打ちが聞こえた。彼の手に力が入り拘束された両手と顎がギリギリ軋む。

「ホイホイ男について行くんじゃない!」

一喝され、身を竦めた瞬間、彼の足が私の膝を割り顔が耳元に来た。


「ちょっとオイタが過ぎたよなあ。朝まで覚悟しろよ?」


極上の低く甘い声で直接耳に囁かれれば全身の力が抜け、そのまま寝室に放り投げられる。
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