夏色スカイブルー!
始まりの日
今日は日差しが強くてすぐ肌が焼けてしまいそうだ。
ひどく暑さが感じられとても部活をできる気分じゃないっ。
「あっちぃー 」
一人で部活をさぼりながら裏庭にいると誰かが私に話かけてきた。
「あぁー!いたいた!愛樹珍しく部活さぼってるの?」
「暑いからっ」
「じゃー先生にはお腹いたいそうでーすって言っとくね!じゃーまたあとでっ」
はぁーよかった月羅でっ。
私の名前は甲地 愛樹。
剣道部所属。初めて部活をさぼった。
ちなみにさっき私を探しにきたのが神空 月羅。
月羅も剣道部所属。
部活をさぼった本当の理由は暑いからではない。
それは、習慣になりつつある光坂 星賀の観察である。
いつもなら部活しながら見ているのだが、今日は言うことがあった。
「キャー!星賀くんがきたぁー!」
急に辺りが騒がしくなった。
彼は一歩ずつ近くに来ている。
「あっ」
彼は私に気付き近づいてきた。
「おっ。愛樹何してる?まさか俺に告白でもするき?」
「は?するわけないじゃん!親から伝言もらってきたからそれで待ってたの!」
私は必死に星賀に訴えた。