虎目石の瞳に射抜かれて。

――いつもそう。







虎目石の瞳に映るわたしはとても輝いて見える。


自分は高貴な王女様で彼は孤高の王子。


彼にとってわたしは唯一無二の存在だと思ってしまう。





だからわたしは彼の耳元でそっと囁くの。








「愛しているわ」






と――――。






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