うさぎ と くま の物語 (完)
 

「……呼び方、戻ってるよ?名前で呼んで?」


いたずらっ子のように、ニヤリと笑う篠田センパイ…。


「~~~!?」


こっ、この状況はナンデスカッ!?


てっ、手がぁぁぁ!


「し、篠田センパイっ…手…」


「うん。パワーもらっとこうと思って」


「!?」


そ、それは、梨乃センパイが適任なのでは…


―――とよぎったけど、ズルい私。


今だけ、封印したい、って思ってしまった。

 
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