冬の花
「ふっ。何慌ててんだ?」
桜木くんはまるで美咲が私達が付き合っていることを
知っているかのように笑って私の顔を見る
「うーん。やっぱりお似合いだね、お二人さん。」
なっ/////
何で分かるの!?
私、美咲にまだ言ってないのに。
美咲は私の心を覚ったように
後ろで手を組み私達の前に来て
ニヤリと不適に微笑む
「堂々と見せ付けてくれちゃってもうっ。
朝早くて誰もいないからって手を繋いじゃって・・・。」
そう口にされた瞬間思い出した
私、手繋いだままだった/////
恥ずかしくなって俯く
手をそっとはずそうとしたけど
桜木がはなしてはくれなかった