★恋と王子と超能力!★
空き教室に入ると、全身ペンキだらけの女が立っていた。









「残念だったね。あんたは、あたし達がしかけた罠にうまーくかかってくれた。

ありがとうね??」

私は、してやったと言わんばかりに微笑んだ。










「!!?…やってくれましたね。でも、

私の能力はこれだけじゃないですよ…?」

!?…こいつ、やばい!!…

「こんなことだって、できるんだよ!!!」

「2人共、伏せて!!」

あいての右手から、青白い光線が飛び出る。



…1番厄介なのがきたな…。



「私はここで失礼するわ!!」

あいてがそう言った瞬間、今度は逆の手が光り出した。

「くっ前が見えない!!」

光が収まると、女はまた階段の方に逃げ出してしまった。

「2人はここで隠れてて、あたしはあいつを追う!」

「分かった」「お気をつけて!!」

私は階段に向かって、再び走り出した。


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