★恋と王子と超能力!★
まてまてまてまて、どっちが何様だよ?

私はS級能力者様だぞ?

「いっつも翔馬様にベタベタしやがって…彼女づらしてんじゃねーよ!!」





げ、幻滅…。黙っていればそこそこ美人なのに…。





「この前、あんた翔馬様の家に行ったでしょ?


帰り道に手つないだりしてさぁ…聞いてんのか、ああ!!?」


ちゃんと聞いてるから大丈夫だよ。

つーか、見てたんかい!!

「これ以上翔馬様に近づかないで…分かった?」

「…………………………」

私は無言でやり過ごす。


「っ!!…調子乗ってんじゃねーよ!!」


大振りでトロい右パンチが飛んできた。

すかさず体を左に翻し、彼女の腕を掴んだ。

「!!?」

彼女は大量の冷や汗おかき、顔面蒼白になっていた。

「きょ、今日のところは見逃して差し上げますわ!!

でも、次はないと思ってくださいね!!?」

彼女達は足速に裏にを去った。

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