いちごみるくちょこ
目を開けると真っ白な天井。

ここ・・・どこ??

「気がついたか!?」

「永愛ちゃん!大丈夫!?」

横には安西先生と二葉さん。

「びょーいん?」

「そうよ!苦しくない!?」

ゆっくりと首を縦にふる。

「よかった・・・」

安西先生はとっても安心した顔をしている。


わたし・・・心臓の発作がでて・・・車で向かって・・・振動があって・・・

「お父さんとお母さんは?」

「あ・・・・」

「ねえ!お父さんとお母さんは!?」

「永愛ちゃん!大きな声出したらダメだ!」

「お父さんは!!??お母さんは!!??どこ!?ねえどこ!?」

「興奮しちゃダメだ!!」

そのとき横でついてたテレビのニュースの声が聞こえた。



『昨夜11時頃、バイクと車の衝突事故がありました。バイクが車に衝突していったそうです。バイクに乗っていたのは・・・』

もしかして・・・

『十六歳の少年。こちらは無事で警察につかまりました。車に乗っていたのは、山下大輔さん、山下レナさんのご夫婦とその十六歳娘さん。夫婦は即死だったそうです。』

「即・・・死?」

「永愛ちゃん・・・」

「犯人の名前はまだ未成年だから名前は出てないけど・・・園田順平と言うらしいよ・・・」
安西先生が言った・・・。

「じゅ・・んぺい?」

またニュースの声が聞こえた。

『新しい情報が入りました。犯人の少年は被害者の娘に恨みがあったらしく犯行におよんだそうです。』

安西先生と二葉さんは驚いた顔をしている。


「死んだの・・・?お父さんとお母さんは・・・死んだの?」

わたしはどうしても信じられなかった。

「・・・死んだよ。」

安西先生は言った。




それから涙を流すヒマもなくお葬式に出なくてはならなかった。
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