Steady
「寝てるのは勝手だけど、

 こんな時間まで

 寝ていないで、

 少しは協力してちょうだい」


私の声はばっちりと

耳に入っていたようで、

そんな台詞を残すと

私の部屋を後にした。


母親は私が小さい頃から

パート勤めをしている。


さっき手にしていた

スーパーでのレジ打ちの仕事。


今ではすっかり

レジ打ちのリーダーを

任されているようだ。


「責任が重い」などと

愚痴ることが最近、

多くなった気がする。


母親が帰ってきたことだし、

私もいい加減動かなくては。


実家暮らしの大学生として

ぬくぬくしてばかりも

いられない。


乱れたベッドを簡単に直すと、

私は母親のいる

リビングへ向かった。



< 19 / 342 >

この作品をシェア

pagetop