Steady
昨日の澪の言葉。


『アヤの求めていたことが

 分かれば、答えが見つかる』


その言葉に、

素直になってみようと

心に決めていた。


メールを送ってからも

ずっと考えを巡らせていた。


私が本当に求めているのは、

どちらなのだろうか。


それを今日、

『彼』にちゃんと話してみよう。


私は静かに深呼吸を2,3度した。


電車が大学の最寄り駅の

ホームに入る。


「よし」


自分自身にエールを送るように

小さく呟くと、

私はすっと席を立ち

開いたばかりの電車のドアから

勢いよく飛び出した。





< 290 / 342 >

この作品をシェア

pagetop