Steady
まずは目の前に広がる料理を

堪能するのが

いいのかもしれない。


滅多に入る事のない

レストランだ。


このチャンスに

ちゃんと味わっておかないと

損な気がする。


「じゃ、乾杯」


澪のいつになく

小さな声で私たちはグラスを

軽く重ねた。


「乾杯」


口に含んだ瞬間、

シュワシュワと

口の中で泡がはじけ、

スッキリとした味わいを

口いっぱいに残して

すうっと喉を通っていった。



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