Steady
このシャンパン、

低いながらもアルコールが

入っているようだ。


お酒が弱い私は、

十分に気を付けて

飲まなければ。


澪からよく磨かれたのだろう

白く輝くお皿を受け取ると、

目に飛び込んでくる

鮮やかな料理を取っていく。


種類があり過ぎて、

どうしても迷ってしまう。


その時だった。


「吉野谷さん、草壁さん」


ふわりと柔らかい声をかけられ、

私たちはお皿を置いて振り返る。


春日さんがにっこりと

私たちに笑いかけると

こう口にした。


「越智くん、今、着たわよ」



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