御曹司なんてお断りっ◆
「あはは。
じゃぁ、とりあえず食事からね。」
俺は、焦る志保の腰に手をまわして
レストランの方まで歩いて行った。
「こんなにかわいい志保と食事ができるなんて、
志保のお母様に感謝だな。」
俺、仕事全力で頑張ってよかった。
「よかった。似合います?
コレ、建志からの誕生日プレゼントなんです。」
食事も終盤。そろそろデザートの時に
志保がにっこり笑って
ワンピースをなでた。
「え?」
俺は、思い切り顔をしかめた。
「え?」
志保も、同じく聞き返してきた。
タイミングよくデザートが運ばれる。