御曹司なんてお断りっ◆
***
こういう時の山積みの仕事ってありがたい。
「--でも、このミスはないわよね・・」
志保は目の前の見積もりに目を通す。
部品の見積もりの桁が違う。
これじゃぁ、赤字もいいとこだわ。
上司から回ってきた訂正の仕事、これがなかなか厄介だった。
昨日からの仕事もまだ終わってないしーー
よかった。今日はお昼も入れないかも。
どうしても、
今日はいつもの喫茶店に行くのは気が引けた。
意識しているは私だけだったりしてーーー
そう考えるとおかしかった。
「田中さん。お昼に行かないの?」
「・・・・・く・・黒田課長!」
ちょうどお昼時間のため、志保の部署は奥に一人残っているぐらいで
出払っていた。
「・・そんな警戒しないで?
ただ、休憩しようかなと思ったら、田中さんが見えたからさ。」
にこにこと優しそうに笑う黒田課長。
夕べ、好意はうれしいですがお答えできませんと言って
食事を断ったばかりなので
気まずさと、申し訳なさで志保は
少し困ったように微笑み返した。
「今日は、お昼は出ません。
仕事が詰まっててーー」
「え?お昼抜くの? んーーじゃぁ、まってて?」
黒田課長は、そういうと、アッというまにその場を後にする。
ーーな・・なんだったのかしら?
こういう時の山積みの仕事ってありがたい。
「--でも、このミスはないわよね・・」
志保は目の前の見積もりに目を通す。
部品の見積もりの桁が違う。
これじゃぁ、赤字もいいとこだわ。
上司から回ってきた訂正の仕事、これがなかなか厄介だった。
昨日からの仕事もまだ終わってないしーー
よかった。今日はお昼も入れないかも。
どうしても、
今日はいつもの喫茶店に行くのは気が引けた。
意識しているは私だけだったりしてーーー
そう考えるとおかしかった。
「田中さん。お昼に行かないの?」
「・・・・・く・・黒田課長!」
ちょうどお昼時間のため、志保の部署は奥に一人残っているぐらいで
出払っていた。
「・・そんな警戒しないで?
ただ、休憩しようかなと思ったら、田中さんが見えたからさ。」
にこにこと優しそうに笑う黒田課長。
夕べ、好意はうれしいですがお答えできませんと言って
食事を断ったばかりなので
気まずさと、申し訳なさで志保は
少し困ったように微笑み返した。
「今日は、お昼は出ません。
仕事が詰まっててーー」
「え?お昼抜くの? んーーじゃぁ、まってて?」
黒田課長は、そういうと、アッというまにその場を後にする。
ーーな・・なんだったのかしら?