体育教師



「楓、HR始まるよー」
「うわ、やばっ!急ご!」

キーンコーンカーンコーン

「セーフッ!」
「じゃねぇよ、松崎」

バコンッ

「いたっ!」

教室に入ってすぐに
後頭部に痛みを感じた。
目に入った出席簿。
そして、聞きたくない声。

「げっ…森…」

こやつは、森 将司。
体育教師で私たちのクラスの担任。
野球部の顧問で24歳。
かなり若いし、顔もいいから生徒から
かなりの人気がある。
でも、ただのチビ。
168だっけ。

そして、私とは仲が悪い。
だてむかつくもん。
雑用ばっかり押しつけられるしー

「森"先生"だ、馬鹿松崎。早く座れ」
「仕方ない、座ってやるよチビ教師」
「よーし、松崎。お前放課後体育教官室にこい。」
「はあ!?」
「居残り」

ちょっと!私悪くないじゃん!
柚子に目線で助けを求める。

「!!」

あいつ…いい笑顔で手ふってやがる…!

「柚子の裏切り者…」
「松崎煩い。早く座れ」
「! はいはい…」





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